不登校経験者が絶賛する読んでもらいたい本10冊
皆さんは本を読んだりしますか?
「本は文字ばかりで読むのが面倒くさい」「活字は嫌い」なんて声も聞こえてきます。
しかし本を読むことで著者が経験してきたことや解決方法などその人の人生が詰まっていると言っても過言ではない内容が本には敷き詰められています。
私自身も本を読むのが嫌いでしたが気づけば本の虜になっていました。不登校を経験した私ですが本との出会いで自分の気持ちと向き合う時間を取ることが出来ました。一人で考え込んでいたことや、誰にも相談できない事なども本を参考にしていくつも悩みを解決してきました。
そんな私が「読んで良かった!」「役に立った!」と感じた本をご紹介します。
かがみの孤城
不登校をテーマにしており、不登校経験者は共感することが多いと思います。主人公やその他の子どもたち、そして主人公の周りの大人たちの気持ちも細かくリアルに表現されている作品
「世界がここだけではないことを知ることは現実を生き抜く体力をつけてくれると思う」「嫌いな人には嫌いと言ってもいい」
将来自分の子どもがもし学校に行かなくなることになったとしてもそばに寄り添って闘わなくていいよと言える人になりたい。 そう思える本でした。
雨の降る日は学校に行かない
学生が抱える大人になることへの不安、そしていじめ、カースト、不調などを抱えながら学生生活を送る様子が、繊細に描かれている短編集です。
中学生の頃から大好きで、何度も読み返している本。辛い時はこの本を思い出して、「本当に辛くなったら逃げていいんだ。だから今は頑張ろう」っていう気持ちになれる。悩みを抱えている人みんなに読んでもらいたい。
ミライの授業
この本最近読んだ本ですが、僕も10代の頃悩み苦しんだ時期にこの本に出会いたかった…。それほど良い本です。
大人になってから野心を持ち続けて生きるのは
大変なことなのかもしれませんが、この本を読んで
心が揺さぶられることが少しでもあったら、
まだまだ私たちの魂は死んでいないんだ、ということを確認できると思います。
「どうせ無理」と思っている君へ 本当の自信の増やしかた
著者の植松さんは「どうせ無理だ」と簡単に決めつけてしまう、この言葉が自信や可能性を奪っているといいます。
もしかすると、キミは学校に行けていない自分を責めてしまい、自信をなくしているかもしれません。本書は自信を持てない人に向けて優しく語りかけてくれるような本です。世の中には「素晴らしい人」「優しい人」がいる一方で、「いじわるな人」「夢を壊すような人」も存在します。なかには、「悪気なく」人の心を壊す人もいます。そんな人からの言葉や態度を感じ、「どうせ無理」と思っていませんか。
人は、生まれた時は「自信」を持っているのです。もし、自信をなくしているのであれば、本書をオススメします。
夜回り先生
テレビのドキュメンタリーでも見たことがある人もいるのではないでしょうか。「夜回り先生」こと著者の水谷先生の心優しい言葉が胸に響きます。不登校、ひきこもり、不良、さまざまな生徒と向き合った先生だからこそ、書ける内容がここにつまっています。命の尊さ、生きることの素晴らしさを改めて実感させてくれます。
いじめや虐待、 引きこもりやこころの病で悩みを抱えている人たちへの支援もしている方で、数々のこどもたちを見てきた人だから書けた作品なのではないかと思います。
不登校になったら最初に読む本
子供が不登校になった時、親も子も混乱してしまい収集が付かない状態だと思います。そういう時に、今の現状を正確に、そして落ち着いて理解して受け入れるための本。
まず不登校そのものの理解を深めて、それを受け入れない限り状況はなかなか改善しませんので、子供の不登校を全く受け入れられない人にこそ手に取ってほしい本です。
不登校でも子は育つ
不登校支援を行うフリースクールが出版している本で、数々の子供の事例と共に子供の声、親の声、支援してきた側の経験談などが豊富に掲載されています。
不登校が長期化しそうな気配があったり、いつになったらこの状態から解放されるのか、もう心がボロボロにすり減って途方に暮れている人には希望の光となってくれると思います。
特に中学生で不登校のお子さんをお持ちの方は参考になることが多いと思います。内容も論理的で、わかりやすい上に体験や経験を基にした内容なので説得力がある本です。
完全版 いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ
63人の著名人が見開き2ページで、「いじめられている君へ、いじめている君へ、いじめを見ている君へ」、それぞれメッセージを贈っている。
そこには自分の体験を踏まえた切実なものが多く、読む人の心を捉えるのではないかと、思わせてくれる。
著名人の方々の言葉が、心に残る本。
何かヒントが、あるはずだから一度読んで欲しい本である。
小・中・高に通わずに大学へ行った私が伝えたいーー不登校になって伸びた7つの能力
「不登校」というタイトルだが、学校という枠だけではなく、自分の人生をどのように生きるかを書いた本のように思う。
他人との比較や、社会の常識に従うのではなく、ただただ自分のココロの感じるままに、親と子が過ごしてきた日々の中での大事な大事なメッセージ。
誰のココロにも響くのではないかな?
たくさん着た服を脱いで、ありのまま生きることができたら、お父さん・お母さんにとってもこどもにとっても喜びにかわるんじゃないかな?
何度も何度も読み返したくなる本です。
「死ぬんじゃねーぞ!!」 いじめられている君はゼッタイ悪くない
タレントの中川さんの実体験を綴られてあり、生々しい体験談とともに被害者と語り合い解決案やこれからの対処が書かれています。今、現在もいじめの被害にあってる学生に読んで自暴自棄にならずに考え直して貰いたいです。具体的な対処もちゃんと書いてあり、被害者目線で書かれています。辛くてもこれを読めば糸口が見つかるよ。
もしいじめの被害者が近くにいたらこちらを勧めてみて下さい、いじめられてるお子さんのためにも被害者の親なら読んでいただきたい。いじめられている子に読んでもらいたい1冊です。
「うちの子もしかして」と思ったら購入を検討してみてはいかがですか。
辛いのは今だけ、まだ未来は変えられる。そう思わせてくれる素晴らしい一冊です。
まとめ
いかがでしたか?何か興味がある本があれば是非読んでもらいたい本ばかりです。
いじめ・不登校で悩んでいるお母さん・子供たちにはもちろん、それ以外の方たちにも「人生とは何か?」を再確認させてくれる本も沢山あります。
今回紹介した本はどれも「前向き」にさせてくれる本ばかりです。何か参考になれば幸いです。