皆さんこんにちは。
今日は少し皆さんの身近な悩みであると思う「不登校のスマホ・ゲームをどうする?」問題について書こうと思います。
この記事を書こうと思ったキッカケは、最近不登校の子供たちから「スマホを取り上げられそうで困っている」「ゲームばかりするな!と怒られる」と言った内容の相談や、最近開設した交流グループ内にて保護者の方同士での「皆さんは子供のスマホどうしてますか?」「うちの子がゲームばかりするのですが良い方法はないですか?」などの話をよく耳にするからです。
この話に入る前に一応前置きしておきますが、各家庭それぞれ子育ての方向性や考え方など違うと思いますので、あくまでも僕個人の考えである。ということなので参考程度に見て頂ければと思います。
それでは早速ですが「子供のスマホ・ゲームについて」元不登校の僕が一個人として意見を書いていこうと思います。
いきなりですが、僕は子供のスマホやゲームを取り上げるかどうかについては「他にやることが無いのであれば、やらせてあげれば良い」と思っています。
「他にやること」というのは、一応学生ですので宿題や勉強を指しています。
ですが、過去の記事でも書きましたが、不登校の子供というのは基本的に「家で学校関係のことを考えたくない」と思います。
僕がそうだったので・・・。
たしかに今現在不登校だとしても、将来学校へ行けるようになった時に勉強出来ないと困るのは自分です。
だからお母さんお父さんは「学校は休んでも良いから勉強はしようね」というのが普通だと思います。
けれど僕自身不登校の時期、家が一番安心出来る場所でストレス無く生活出来る唯一の場所でした。
そんな家だからこそ、落ち着いた状態を保つことが出来、「何か」をやろうという気力が湧いていました。
その「何か」とは僕が不登校だった時は10年以上前なので子供が携帯電話を持つのが当たり前ではなかったので、ゲームとパソコンを指しています。
僕は何でも良いから「何か」をやる”気力”が大切だと思っています。
ツイッターやインスタグラムで過去の経験について少しずつ発信していますが、いじめられたことも沢山ありました。
外出先で嫌な思いをして、家に帰って悩んでしまって、何も気力が起きず、ボーっと天井を見ている。
そんなときもありました。
そんなときにはいつも気分転換の為にゲームやパソコンをしていました。
お母さんからすれば「またゲームしてる・・・」と思っていたかもしれません。
たしかにゲームは正直言ってとてもおもしろいです。
気分転換の為に始めたゲームでも、思わず熱中しすぎてゲームをはやくクリアする為に必死になっていました。
賛否両論あると思いますが、一概に悪いことだと言えないと僕は思います。
たしかに大人になった今、友達などと食事に行ったときに常にスマホを触っている友達を見て「スマホ触りすぎだな・・・」と思う時もあります。
しかし、視点を変えれば「何か」に熱中するということは気力が無いと出来ません。
だから、極論ですが
1.常に何もしないでボーっとしている状態
2.「何か」に没頭している状態
この相反する2つの状態のうち、どちらの状態の方が心配ですか?
僕は1の方がとても心配です。
少し極論すぎて話にならないと思われるかもしれないので、次に僕の経験からも伝えたいと思います。
少し前にツイッターで「不登校の時にパソコンをしていて良かった」というツイートをしました。
沢山のいいねありがとうございました。
僕はゲーム以外にもパソコンが好きでした。
パソコンでは基本的にインターネットで動画を見たり、ワードを使って自分なりに小説っぽいものを書いたりしていました。
そんなある日、僕はテレビで「タッチタイピングの神」と言われる人を見つけました。
タッチタイピングとは、パソコンの文字を入力するときにキーボードを見ずに、文字入力をする方法です。
僕はその人を見て「かっこいい」と思いました。
その日から、パソコンでタッチタイピングの練習を始めました。
かなり時間は掛かりましたが、だんだん文字入力のスピードが上がる嬉しさが溜まりませんでした。
(この時期はゲームはあまりやらずに、パソコンに熱中してました笑)
そしてついに僕はキーボードの文字の位置を目で見ていなくても、打てるようになりました。
それから時は流れ、僕は高校生になっていました。
高校は普通科だったので、パソコン関係の授業もありました。
授業の一環で「皆で資格を取ろう!」ということになっていました。
そこで僕は不登校の時期にパソコンに熱中していて良かったと思うことになります。
学校で取れる資格には3種類あり、パソコン早打ち・情報処理・文書デザインでした。
まず、どれにも共通するのが「文字を早く打つこと」だったので、パソコンの授業はキーボードの位置を覚えるところから始まりました。
しかし僕からすれば正直当たり前のことすぎました。
でも、周りの友達たちは学校で座学はしていたものの、パソコンの実技授業なんて高校になって初めてやります。
まず、どれくらい成長したかを明確にするために、先生が最初の早打ちの記録を取ろうと言うので、全員で早打ちをすることになりました。
10分間で何文字打てるか。というシンプルなものです。
先生のスタートの合図で始まりました。
しかし周囲からは「カタカタカタカタ」という音が聞こえてきません。
「カタ・・・カタ・・・」こんな感じでした。
その中で僕は一人だけ「カタカタ」やっていたので、部屋中に聞こえて、とても目立ってしまいました。
終了の合図とともに、友達たちが僕のところへ寄ってきて「そうくんヤバ過ぎ!」「どんだけ早いん」と笑いながら言ってきたのを覚えています。
この時僕は心の中で「よっしゃー!」と思っていました。本当に声が漏れそうなくらいに笑。
少し話が長くなりましたが、僕はこういった経験からも「スマホやゲーム」は一概に悪いとは言えない。と思うんです。
これからはIT社会です。スマホを使いこなせるのは当たり前の時代になってきましたし、スマホで早打ち出来るのだって、将来約に立つかも知れません。
ゲームだって、大体の作品には難しい漢字でもふりがながついています。
そういった中で少しずつ漢字を覚える方法だってあります。(実際僕はそうでした)
ゲームが中々攻略出来ないと、イライラしてきます。でも、そのイライラがゲームをクリアするための気力に変われば「難問に挑戦しよう」というチャレンジ精神だって生まれます。
きっとゲームにハマる人って「負けず嫌い」なだけなんだと思います。
一人でやるゲームにしても、オンラインゲームにしても、上には上がいます。
だから、自分が一番で無いと気が済まない。
とても素晴らしいことだと思います。
「一番になりたい」という心は、「何か」をやり遂げる為に必要なマインドです。
今の時代スマホを使ってSNSばかりしている子供も多いでしょう。
しかし、SNSは少し前は「芸能人を見る為のツール」でしたが、今ではニュースなども見れるようになりました。
知らない内に時事ネタに目が通っているんです。
だからスマホを触っている時間=無駄な時間ではないと思います。
不登校解決の糸口だって見つかるかもしれません。
僕の両親はゲームやパソコンに関して厳しくは無かった方だと思います。
月に2回くらい「ちょっとやりすぎかな~」って言ってくるくらいでした。
子育て的にそれが正解か不正解かなんて僕にはわかりません。
しかし、上記で話したように両親が「制限」をしなかったおかげで、僕は沢山資格も取れたし、今ブログを書いているのもパソコンなのですが、自慢では無いですが、この文字量で今書き始めて30分くらいです。
だから、今回伝えたいのは「何か」に熱中することは将来の子供の可能性を確実に広げているということです。
また、不登校中は毎日辛いことだらけです。(子供に限らず保護者の方もそうだと思います。)
でも、熱中できるくらいの「何か」があれば不安や悩む時間を少なく出来て、精神状態的には良いと思います。
此処まで書きましたが、だからと言ってスマホやゲームばかりしても良いってことでは無いです。
「何か」は人それぞれ興味が違いますから、自分の好きなものを探してみてください。
「とりあえずやってみよう」から始めて楽しかったら続ければいいんです。
ちなみに僕のお母さんは「オセロやろうよ」と言って、親子で熱中していました。
なぜオセロだったのか未だに分かりませんし、それ自体に意味があったのか分かりません。
だけど、ゲームに変わって熱中できる「何か」をお母さんは一緒になってやってくれました。
今思うと、お母さんの「熱中できる対象ずらし作戦」に僕は上手く引っかかったのかもしれません。
だから、親子でも良いし、共働きで日中は家に子供だけという家庭の方は子供だけでも良いから熱中できるものを他のものに変えてあげるといった工夫がいいのかもしれません。
伝えたいことは他にも山ほどあるのですが、長くなってきましたし、腕が疲れてきたので今日はこのへんで終わりにしようと思います。
ブログを書くのに熱中していたらこんな時間になってしまいました。
誰かの為になる記事かどうか分かりませんが、僕の今熱中できることの一つはブログを書くことなので、今日も楽しく書けました。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます!!
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