そして土曜日になった。
部活動が終わり片づけをしていると「篠田!俺部活終わったから校門で待ってるわ!」とあの先輩がこちらに叫んでいた。
すかさず僕は「わかりました!すぐ行きます!」とだけ言った。
そして片づけが終わり、楽しみで仕方なかったので走って校門へ行った。
先輩の家族の方が来るまでお迎えに来てくれいたので一緒に車へ乗って先輩の家へ向かった。
僕は初めて先輩の家へ遊びに行った。年上の人の家に遊びに行くこと自体初めての経験だった。胸がこれ以上ないドキドキ感だ。
家に着くと早速先輩の部屋へ招かれた。そこには僕の部屋とは比べ物にならないくらい広い部屋があった。
「先輩。この部屋って一人部屋ですか?」と聞くと「そうだよ。どうかした?」と聞かれた。
「いや、広いなぁと思って」と言うと先輩は「そうかな?」と言い服を着替え始めた。
そして先輩の部屋でテレビを見ていると「ピンポーン」とインターホンが鳴った。
先輩が走って玄関へ行った。