戻ってくると、他の見たことのない先輩2人を連れて部屋上がってきた。
先輩2人は僕を見るなり「おお、びっくりした!”松田”これ誰?!」と言って驚いた。
(ここまで説明していなかったが、僕の憧れの先輩の名前は”松田”である)
松田先輩「あー、この子1学年下の後輩だよ。最近仲良くなったかた呼んでみた」というと2人組の先輩たちが
「よろしくな!」と言ってきたので、僕もすかさず「よろしくお願いします!」と言った。
するとそのタイミングで松田先輩のおばあちゃんがカレーを部屋へ持ってきてくれた。
あの時のカレーのおいしさは10年以上経った今でも覚えている。
カレーを食べ終わり、何をするのかな?と思っていると
先輩たちは当たり前のように”タバコ”を吸い始めた。
僕はびっくりして思わず「え、先輩それタバコじゃないですか?」と聞いた
すると先輩は「篠田も吸うか?おいしいよ」とだけ言った。
が、僕は14歳でタバコを吸うのはダメなことだとわかっていたので「すいません。僕は吸わないです」と言うと「そっか。まぁ吸いたくなったらいつでも言えよ」と言ってきた
そこからあとは4人でお菓子を食べたりしながらテレビゲームを日が落ちるまでしていた。
外が暗くなったので「そろそろ帰りますね」と言うと「おお。そうやな俺らも帰ろうか」と2人組の先輩たちも言い出した。
そしてそのままゲームを辞め、その先輩たちと家が近いことが分かったので一緒に歩いて帰ることにした。
眠る前にその日の出来事を振り返ってみて、僕の今まで生きてきた人生の中でも最高に刺激的な1日だったと再認識した。
先輩の家へ行ったと、複数の先輩と話したこと、そして何より”たばこ”だ。
僕は気づいたら寝ていた。